もうずいぶん前のことですが、アメリカではラバースタンプの専門雑誌だけで5−6種類ありまして、全紙定期購読していたものです。(そのほうが安いんですよ)
ちゃんと表紙から裏表紙まで広告も含めて読み漁っていたあの頃。懐かしいなあ・・・ っていう話は置いといて。
その頃、ある雑誌の編集後記のようなコラムに「スタンプはカード作りではない」というタイトルが。なんだろな?と読み進めたとろ、新任の編集長がスタンプに興味がない人だったそうで、就任にあたり過去の発行物を読み、編集者からいろいろ教わって最後に言った言葉がこれ。
「スタンプっていうのはカード作りだね」と。
いやいやいやいやいやいや! と読んだ私も思いましたが、執筆者も同じ気持ちだったようで。
「カードも作りますし、カードを作ることも多いし、うちの雑誌はカード作品の記事が大半ですけど、スタンプはカード作りのためだけにあるんじゃないんですよ。 もっと幅の広いアートツールなんですよ」と半ば憤慨しながらカードじゃない作品の説明を延々としたんだそうです。
最終的にはその新人編集長、なるほど。スタンプ=カードじゃないということがよくわかった。と納得してくれたそうなんです。
スタンプについて、あまり講釈を長々と垂れると鬱陶しくなるとは思うものの。これだけは言いたいなあと。
スタンプはアートツールであってね。
いわば筆のようにインク(だけじゃないけど)をつけて紙(だけじゃないけど。もちろん!)に写すもの。なんですよね。
形の決まった筆、だと思えば、カードつくるだけじゃないよねえ・・て理解しやすいんじゃないかと思うのです。
紙じゃないもの。布やキャンバスやウッドや皮革やプラスチックやガラスやメタルやビニールやアクリルとか。
紙だって半紙や和紙、パピルス紙、段ボール、カードストック、色紙、折り紙、カードボード、ハトロン紙・・ってまだまだいくらでも出てくるでしょ?
スタンプ、舐めたらあかんよ。と数年に一度いうことにしてます。笑
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