2021年3月13日土曜日

きれいに押せないのは◯◯のせいだった! 

 昨日ご紹介したこの作品。下のリボンのスタンプの角がボケてますよね。

これは押し損なったのではなかったのです。
ほらね? 何度押しても角が欠けてしまう・・それも同じところが。

なんでこうなっちゃうのか?

その原因は

ラバーとウッド持ち手の間のクッションフォーム! 
これが微妙に潰れてるんです。
ちょっとわかりにくいかもしれません。おそらく計測しても0.1mmとかだと思います。
それでも押すと影響がでるんですよね〜
ラバー自体はとても丈夫なものでまったく痛んでいません。

ですので問題解決には

ラバーを剥がしてしまいます!
つまりUnmounted化してしまいます。

簡単にはがせました。

メーカーや素材の状態によってはスポンジがくずれてぼろぼろになることもあるので、できるだけラバーだけはがすようにしてください。
接着剤がしっかりくっついている時は電子レンジで10秒くらいずつ、あるいはエンボスヒーターなどで接着部分を温めるの接着剤が緩みます。

偶然、このスタンプは適度な接着力がラバーにも残ったのでそのままアクリルブロックに貼り付けることができました。接着力が無くなった場合は両面テープやスティックのりなどで一時的にはりつけることもできますし、アクリルブロックにツキネコのタックンピールを貼っておくのも便利です。

試しに押してみると〜
ね?角がちゃんと押せてるでしょう?
上の剥がす前と比べると一目瞭然ですね。



このクッションフォームが凹んでしまうトラブルはわりと頻繁にありまして、主な原因は経年劣化やもともとクッションの中に空洞があったり、保管中に一部にだけ圧力が加わっていた、などがあります。いずれにしてもラバーには問題ないと思います。
実はこのスタンプはセットもので箱ごとプラスチックでぴっちり包装されていたのです。そのため両端にずっと圧力がかかっていて凹んでしまったというわけ。つまりこのセット全部が同じ状況でしたので、すべてラバーを剥がして救出しました。 DVDケースのようなプラスチックの薄い容器に詰め替えて作業完了。 これでいつでも気持ちよく使えるスタンプになりました。そして収納場所も省スペースになる、というおまけつき。
元のウッドと箱は捨ててしまいますが、念の為商品番号やメーカー名を記録して押し見本も作ってスタンプと一緒にしまっておくと良いと思います。写真をとっておくのも良いと思います。

実を言うとクッションがだめになってなくてもこの方法でウッドスタンプをUMにしつつあります。
ただ、先ほども書きましたが状態やメーカーによってものすごく剥がしにくいものやクッションがぼろぼろに壊れてしまうこともあるので無理はしないようにきをつけてくださいね。 あくまでも自己責任でお願いします。
またラバーだけにしてしまうとメーカー名などがわからなくなってしまうので必要な情報は記録しておくことをお忘れなく。(すでにわからなくなっているものがたくさんあって困っている私からの進言です)


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